第3章 遊び半分に受験：バンドン？

あるとき、学校の掲示板に、2年生と3年生が受験できるバンドンのアドベンティスト病院の看護学生、つまり学生看護師のための入学試験の登録に関するお知らせが掲示されていました。 若いペリーはこの時、SLAに通う当初の目的を思い出しましたが、教師になるため、バンドンのIUSで勉強するという夢そして決意に変わったため、その記憶を拒否しました。

この決意を持って、クラスメートのほぼ全員がこの機会に大きな関心を示していたにもかかわらず、最初は試験に登録するつもりはまったくありませんでした。 彼はその発表を最初に見た日から最終日まで、登録することをまったく考えていませんでした。 教師になることは既に彼の人生の決意になりました。

ある日、放課後に友達とサッカーをしていると、いつもと違って学校のベルが鳴り、友達が急いでグラウンドを出て授業に行く準備をしたとき、彼は今日は何が問題だったのだろうと考えていました。 それから間もなく、彼は友人から、今日がバンドンのアドベンチスト病院看護学校の入学試験日であることを知りました。

彼の心は試験を受けることに少しくすぐられていました。 彼の高い好奇心は、彼が試験で自分の能力を試すことを促しましたが、教師になるという彼の決意はすでに非常に強かったため、合格してもこの機会を利用するつもりはありませんでした。 その日、彼は看護学校の入学試験で自分の実力を試すことにしました。 試してみよう、と彼は思いました。

ペリーは今まで登録していなかったことを分かっていました。 その時試験を受けようとしている人たちは、英語教師で彼がよく試験の添削を手伝っていたから彼に親しいジョン・サクル先生が当時担当する登録所を通過しました。しかし、彼はあえて、まだ試験を受けるために登録できるかどうか尋ねました。 サクル先生は、登録は終了したと答えながらペリーの看護師への興味について尋ねました。ペリーは、自分の能力を試すためだけにこの試験を受けたいと正直に答えました。 サクル先生はしばらく自分を見つめた後、「もういい、自分の名前を書け」と言い、その日に試験を受ける生徒の出席簿を彼に手渡した。 試験を受けるつもりはなかったので、登録に使ったペンも借りたものでした。 ペリーはシートの最後の行にも自分の名前を書きました。

試験場に入ると受験生でいっぱいで、入学試験はすべて英語で行われることを知りました。 ペリーは看護学校の試験がこれほど厳しいとは予想していませんでした。 試験は、参加者にすべての筆記用具をテーブルの上に置くように指示することから始まり、配布された試験用紙を開けることは許可されませんでした。 試験はいくつかのパートに分かれており、各パートの所要時間は 3 ～ 8 分でした。

試験監督は、試験が終了するまでセクションごとに「スタート」の開始合図をし、「ストップ、文房具をすべて置き、手を組め」と告げました。 このテストを受けることで、ペリーは自分が挑戦されていると感じて嬉しかったです。与えられた試験問題にすべて答えることができませんでしたが、看護学生になるつもりはなかったので、挑戦したことに満足し、合格するかどうかは心配しませんでした。

試験からしばらく経って、ペリーは突然、SLA マルトバの所長であるリチャード・フィガー先生に事務所へ呼ばれました。 そこに到着したとき、ペリーはバンドンの看護学校試験を受けた36人の受験生のうち合格したのは自分だけだという情報が書かれた紙を渡されました。フィガー先生は、自分に準備時間1週間があり、その後学校が必要なものや手続きのための準備を学校がするのでまた来るようにと言われました。

もし彼が看護学校に進学すれば、経済的な問題に直面することはなくなるだろう。 バンドンまでの交通費と、自宅からバンドンまでの交通費の預かり金を除くすべての費用が負担されます。その他の費用はすべて学校が負担します。この学校に通う場合、ペリーは 3か月の試用期間に入り、その間は一切お金を使う必要がありません。 それとは別に、彼がこの試用期間に合格して通過すれば、正式に看護学生として就任し、初年度月額Rp.50、２年目に月額Rp. 75.-、3 年目に月額 Rp. 100,- の小遣いを受け取ることができます。教育中の宿泊費や寮、食事、制服などの個人的な費用もすべて無料です。 負担するのは自宅までの片道船代の保証金だけで、それは勉強に失敗した場合はそのお金が使われますが、看護学校を無事卒業できれば返金されます。

その瞬間、彼の心は混乱でいっぱいになりました。 一方で、彼は看護師になることにもはや興味を持たず、教師になることを決意しました。 しかし一方で、この機会は誰もが夢見る大チャンスであり、そのチャンスを掴んだのは彼だけだした。 校長から与えられた時間に従い、内なる葛藤と思考は一週間続きました。 約束の時間となり、ペリーは、看護師にはなりたくなくて、教師になるという決意を持ったまま、フィガー先生に会いに向かいました。

SLAマルトバ校長の前で、彼はバンドンのアドベンチスト病院に行って看護学生になることに興味はなく、IUSに入学して教師になるためだけにバンドンに行きたいと述べました。 彼の言葉を聞いて、フィガー先生は激怒しました。 ペリーに話しかけたとき、彼の顔は真っ赤になり、「ふざけている、恥ずかしい、看護師になりたくないのになぜ試験を受けたのか、もう一週間考えろ」とフィガー先生は怒った口調で彼に言いました。

ペリーの周囲の多くの人も、看護学校に行かないというペリーの選択を残念に思っていました。その時、フィガー先生の元に戻って自分の将来について最終決定を伝えるまでに1週間の猶予がありました。難しい決断を迫られた彼は故郷に戻り、両親にアドバイスを求めました。

ペリーの両親は「まあ、今自費で苦労するよりどちらが良いと思うかはあなた次第だ…」と言いました。 彼の心は揺れ続けました。 彼は、バンドンに行って看護学校に進学したほうが本当に良いのだろうか、と思いました。 誰もが夢見る大きなチャンスが今、彼の手の中にあります。 たとえ心の中にはまだ不安があり、そこでの生活がどのようなものになるのか全く想像できなかったにもかかわらずです。SLA在学中とその後 IUS バンドンに進学する場合の学費の支払いに両親の限界があることを考慮し、さらに中学と高校に通わなければならない弟たちのことを考えると、ペリーはついに人生において重要な決断を下しました。 

フィガー先生と面談しなければならない時が来て、ペリーは最終的にバンドン・アドベンチスト病院の看護学校に進学することを決めました。 彼の決定を聞いた校長は喜んで彼を迎え、必要な書類をすべて準備し、もちろん試験に合格した生徒はすぐにバンドンに行って進学することをバンドンの学校側に伝えました。